連続約定気配とは、大口注文もしくは一定時間内(60秒間)に複数注文が連続して発注された際、株価が急変することを抑えるために設けられた制度となります。 【変更後】
大口注文によって、直前の約定値段から更新値幅の2倍の値段を超えて買い上がる(売り下がる)注文数量が出された場合に、連続約定気配(K)が板情報に表示されます。
また、一定時間内(60秒間)の複数注文により、更新値幅の2倍の値段を超えて買い上がる(売り下がる)注文数量が出された場合にも、連続約定気配(K)が板情報に表示されます。
連続約定気配(K)は、直前の約定値段に更新値幅の2倍の値段を足した(引いた)値に表示されます。
連続約定気配を表示後、監視時間(60秒間)の間は、一定の値幅(気配の更新値幅の2倍)を超過して値動きをしません。
連続約定気配が表示された後、監視時間(60秒間)の間でも、対当値段がもとの方向に戻るケースでは即時に売買が成立します。
また、連続約定気配値段の範囲内に対当する値段の注文が入った場合には、監視時間(60秒間)経過後、注文が成立します。
しかしながら、監視時間(60秒)を経過してもその範囲外に注文値段がある場合、表示されている連続約定気配(K)の値段に、その値段の通常更新値幅を加えた値段が新たな「特別気配」として表示されます。
例
・売買単位 10株 ・直前の約定値 100円 ・更新値幅 5円
・買い注文 1000株 成行
・売り注文 110円までの売り注文累計 630株
100円+(5円×2)=110円 ・・連続約定気配値 表示値段
110円で1分間売買で停止
また、2019年11月5日の東証arrowhead(アローヘッド)バージョンアップにより、以下のとおり変更となりました。
【変更前】
連続約定気配表示後に、反対注文が入ってきて、板寄せした場合、基点となる値段がクリアされ、直ちに当該値段を超えて約定が可能になる。
↓
連続約定気配表示後に、反対注文が入ってきて、板寄せした場合でも、監視時間(60秒間)内においては、気配表示値段が約定可能な上限・下限となる。 東証arrowhead(アローヘッド)についてはこちら
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