取引時間(市場が開いている)中の注文は、「時間優先の原則」と「価格優先の原則」によって、一部しか約定しない場合、全く約定しない場合があります。
取引時間以外(市場が閉まっている)の注文は、証券取引所の「同時注文」のルールにより、同じ指値の注文の一部だけが約定する場合があります
<取引時間中に注文した場合>
株式の注文は、「時間優先の原則」と「価格優先の原則」という2つの原則によって、注文の優先順位が公平に定められています。
一般の投資家からの注文に対しても証券会社からの注文に対しても平等に適用され、優先順位が高い注文から売買が成立します。
「時間優先の原則」とは、同じ呼値(指値)の注文について、注文が発注された時間によって、取引所等で受け付けた時間が早い注文が遅い注文に優先するというルールです。
「価格優先の原則」とは、「成行注文」は「指値注文」より優先され、売り注文の場合は低い呼値の注文が、高い呼値の注文に優先し、買い注文の場合は高い呼値の注文が低い呼値の注文に優先するというルールです。
「時間優先の原則」と「価格優先の原則」によって、一部しか約定しない場合、全く約定しない場合があります。
・成行注文
・指値注文
<取引時間以外に注文した場合>
証券取引所では、前場と後場の始値が決定するまでに受け付けた注文については、すべて「同時注文」とみなされます。また、前場に売買があった場合も、後場の始値決定時には前場の注文も含めて、それまでに受け付けた注文はすべて同時注文とみなされます。
「同時注文」には時間優先の原則が適用されません。このため、注文単位ではなく証券会社ごとに以下の方法で売買を成立させます。
・同じ値段に注文を発注している証券会社ごとに注文を合計して、注文数量の多い証券会社から少ない証券会社の順番で配分を行う。
・上記の各証券会社順位に従って1売買単位ずつ配分を行い、それを同時注文の注文全数量が配分されるまで、繰り返して配分する。
なお、その際の各証券会社への配分数量は、順位決めの際だされていた各証券会社の発注数量までです。
・注文数量が同数の証券会社が複数ある場合、最初の注文が早かった証券会社から順に配分する。
当社は、「同時注文」によって配分された数量を、原則として発注時間が早い注文順に割り当てています。
証券取引所の「同時注文」のルールにより、同じ指値の注文の一部だけが約定する場合があります。
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